990.師匠のお墓参り
9月2日に師匠のお墓参りに行ってきました。
本来であれば命日である8月24日に馳せ参じるところですが、同日に開催された台湾での「稲盛和夫哲学国際フォーラム」に講師としてお招きいただき、師匠の哲学の継承のためにはとても大事なことであると思い、帰国後の日曜日(9/1)にお参りすることにしました。
ところが、長く停滞した台風の影響で新幹線が9月1日まで動かず、結局、運転再開した翌日月曜日にお休みをいただいて行ってきました。
今年7月の時点では、まだ師匠のお墓ができていないことは承知していましたので、お寺本堂内のお位牌に手を合わせて帰ってくるつもりでした。
ところが、師匠のお墓があるではないですか・・・。
墓石には白い布が巻かれており、正式には公開されていない様子でしたが、薄い布ですので、よく見ると墓石に刻まれた文字を確認することができました。
そこには「敬天愛人」の文字、後ろ側には「謙虚にして驕らず さらに努力を」と彫られていました。
お昼休みの時間を過ぎたころ、お墓から帰ろうとしたところにちょうど石材店の軽トラックが入ってきましたので、そのあと白い布を外したのかもしれません。
お墓まで送ってくださったタクシーの運転手さんによると、新幹線が運休していた間も台風の影響はほとんどなく拍子抜けしたそうなので、ここ数日はお墓の工事は進められていたと考えられます。
すると、こうして出来上がったばかりの師匠の墓石にお参りできたのは、私が最初だったかもしれません。
師匠が、「まだ墓石ができてないから、台湾に行って、新幹線が動き出してから来なさい」と導いてくださったのだと、勝手ながら感謝に念に浸っております。合掌
(2024年9月21日、師匠の顕彰碑の除幕式が行われたそうです。私が墓石だと思っていたものはこの顕彰碑のようです。)