997.因果がわからないと損得で行動してしまう
私の話は因果の話ばかりで申し訳ないのですが、この宇宙には因果という仕組み、法則があって、その通りにしかものごとが起きません。
いわゆる「原因と結果の法則」「因果応報の法則」と言われているもので、善因善果、悪因悪果であり、原因に応して結果が整然と起こるというものです。
師匠が得度した臨済宗(仏教)の教えには「野狐禅(やこぜん)」という「因果を眩(くら)ますと罰が当たって狐になる」という話がありますが、この話は「因果は厳然と存在している」ということを示しています。
師匠の「人生・仕事の結果の方程式」も、この因果を師匠の観点からわかりやすく方程式にしたもので、この方程式が師匠の思想、哲学の原点になります。
とにかく、因果という仕組みからは誰も逃れられないのです。
しかし、この因果がどういうものかをしっかり掴めば、恐れる必要はまったくなく、上手に利用して幸せになることができます。
世の中の多くの人はこの因果がよくわからなくて、自分の損得、都合、好き嫌いという安易でわかりやすい判断基準でものごとを考えてしまい、それが原因で波乱万丈の人生を送ってしまうです。
誰だって波乱万丈の人生よりも、安定した幸せな人生を送りたいですから、因果を正しく学んだ方がいいのです。
損得勘定で行動すると得して幸せになるように思えますが、決してそんなことはありません。
損得で行動するから、結局、損してしまうのです。
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