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2024年6月27日 (木)

976.正しいお金の考え方95 【目標の立て方など】(7)意志と実行力の考課表が決算書

経営をすると必ず一年に一回、決算書をつくります。

それは法律で決まっているからですね。

さらに、毎月試算表をつくっている会社もあります。在庫などを計上して月次で業績が見えるようにしているのですね。

これが月次決算書です。

この年次決算書、月次決算書は、何のためにつくるのでしょうか?

その真の目的は、法律で決まっているから、税務署があるからではなく、自分の経営の業績、状況を見るためです。

自分の経営がどうなっているのか、どこが良くて、どこが悪いのか・・・。

要するに、決算書には、経営者がどう考えてどう動いたかという結果が載っているのですね。

師匠は、決算書がなければ自分がどこに向かっていて、今後どう動いていいのかわからんと言います。

経営者である自分がどうしたいのかという「意志」、またそこに向かって自分がどう動いたかという「実行力」が、決算書を見るとわかるのです。

だから師匠は、「決算書は、経営者の意志と実行力の考課表である」とおっしゃるのです。

 

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2024年6月20日 (木)

975.右上で生きる

               ・

     波乱万丈(△) ・   極楽(〇)

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       地獄(×)  ・   植物界(▵)

              ・

これは師匠から教えていただいた万能マトリクスですが、だいぶ前のブログ NO.76(2006.3.29)でも書いています。

上図は、横軸(考え方線)が「右」にいくとプラスで、縦軸(努力線)が「上」にいくと平均より努力量が多くなり、マトリクスの右上のエリアは師匠のおっしゃる「宇宙の意志」と一致して極楽(〇)になるというものです。

私は、もう20年以上、この万能マトリクスにしたがって生きてきましたので、この右上の極楽のことを「右上」と言う習慣がついてしまい、社員にも「右上」と当たり前に話すようになっています。

だからうちの社員はみんな、「右上」と言えば意味が通じます。

何か問題があったら「右上」、困ったら「右上」、病気になっても「右上」、また問題がなくても、困っていなくても、いつでもどこでも「右上」で考えて行動していれば、‶極”めて‶楽”しい世界、すなわち極楽になるというものです。

「右上で生きる」って、いたってシンプルで、ありがたい法則なんです。            

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2024年6月13日 (木)

974.今の仕事を「喜ばれるように」やると天職になる

仕事は、できればやりたくないもの、イヤなものと、捉えている人は多いでしょう。

でもその人たちは、たぶん、仕事の本質、仕事のコツを知らないのだと思います。

仕事は「喜ばれるように」やると、やり方が変わり、成果が出ます。

それは天の道理にしたがって捉えると、仕事は利他行だからです。

師匠も、もちろんそうおっしゃいます。

「喜ばれるように」と思えば、笑顔にするし、元気よく爽やかにします。明るくし、親切、丁寧にします。

よく気がつくし、少しでも役に立てるように工夫や努力をします。

心を込めて丁寧につくり、少しでも早く仕上げます。

とにかく、「喜ばれるように」と意識していると、仕事のやり方が変わり、本当に「喜ばれるように」なります。

喜ばれるとうれしくなって、なぜか、また喜ばれようと頑張ります。

これを繰り返していると、自分の仕事が天職になっているというわけです。

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2024年6月 6日 (木)

973.正しいお金の考え方94【目標の立て方など】(6)月次決算を貫く

師匠曰く「塾生の皆さんには、よく“月次決算をしなさい”と言います。・・・半年後に経理屋さんに帳簿を整理してもらって “社長、儲かってましたよ” と言われるようでは経営にはなりません。月末に締めて、せめて一週間後には先月の利益がどれだけ出たのか分かるような経理をしなければダメだと常々皆さんに申し上げていますから、大半の方はそうなさっていると思います。」

「数字を見て経営する」というのが師匠の教えです。まさに「会計がわからんで経営ができるか」ですね。

会計は経営者の補佐役ですから、少なくとも毎月在庫や仕掛などの数字も入れて月次決算としての数値を出すべきです。

パイロットはコックピットの計器類を見ながら目的地まで進んでいきます。どこに向かって、どの高度を、どのくらいのスピードで飛んでいるかがわからないと、非常に危険ですし、とんでもないところへ飛んでいってしまいます。

船の船長も同じです。計器類を見ながら早め早めに舵を切らないと、悲劇のタイタニック号のように氷山にぶつかって沈没してしまいます。

経営もまったく同じで、社員の生活がかかっているのですから、正確な数字を見ながら安全に進んでいくことが大事です。

ちなみに、京セラは大企業にもかかわらず、月次決算どころか日時決算をしています。

毎日毎日、前日までの決算が出ているので、その日々の数値を見ながら経営をしています。

だから月末の決算数値は、その月の末日のなんと正午に出てしまうのです。ビックリですね。

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