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2020年10月 1日 (木)

781.哲人的指導者原理

私の所属する職業会計人の全国的組織であるTKCの創始者・飯塚毅先生の言葉に「哲人的指導者原理」があります。

これは、単純な多数決ではなく、本来どうあるべきかという本質で決めるというものです。

師匠も、まったく同じ考え方をもっています。

たとえば、100人中99人がAという考え方、残りの1人がBという考え方の場合、天の道理に従って判断したとき、Bの考え方をとるべきであれば、たとえ99人がAでもBを採用すべきであるということです。

師匠は、第二電電(現在のKDDI)を立ち上げようとしたとき、会社幹部は総スカンだったそうです。

JAL再生を政府から依頼されたときも、周囲のすべての人が反対したそうです。

それでも、「これから世の中はこうなっていく、だから第二電電が絶対に必要なのだ」と設立を断行しました。

また、JALがなくなればJAL社員の生活、航空利用者の利便性、日本経済への希望と活力が損なわれるとして、JAL再生という茨の道を選びました。

この哲人的指導者原理がなかったら、現在の日本の電話代は高いままでサービスの質もこれほど充実していなかったでしょう。

JAL社員の生活、航空サービスの質の向上、日本経済への活力も失われていたことでしょう。

要するに、何人がその意見に賛同したかではなく、どういう意見をとるべきかが大事なのですね。

要するに、リーダーは、見識、いわゆる天の道理に基づいた正しい物差しをもつ人でないと務まらないのです。

天の物差しをもった人を哲人といい、哲人はこの物差しで人々を導いていくのです。

 

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