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2020年6月25日 (木)

767.貧(ひん)すれば鈍(どん)する

貧しくなると心まで貧しくなる、というような意味でしょうか。

なるほど、お金が無くなるとお金に振り回されて生きるようになってしまいます。

「自分だけは、そうはならない」と思っても、現実にお金がないのですから、よほどの聖人君主でない限り、お金に負けないで自分の意志を貫くことが困難になります。

私が開業したころの、今から25年くらい前のことです。

ある業界の会合後の懇親会で隣に座った一回りくらい年上の方が、酔った勢いで「お金のために本位でない仕事をしている」と言いました。

もう昔のことなので時効ですが、自社ビルを建てた多額の借金返済のために、不正をして収入を得ていると言うのですね。

私は「お金に困るとこうなってしまうのか・・・」と恐ろしくなりました。

そして、“立派な自社ビルをもつ成功者”であると思ったその方を哀れに思いました。

お金に振り回されると、正しい判断や行動ができなくなり、心まで貧しくなって落ちぶれてしまう。

師匠は、そうならないように誰よりも一生懸命に働けと言います。

「貧すれば鈍する」

これからも、胆に銘じて生きていこうと思います。

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2020年6月18日 (木)

766.有事に本性が出る

全世界が、新型コロナウイルスによる健康への脅威と経済への脅威にさらされています。

こういう事態を平時に対して有事とか緊急時といいますが、有事は人生の中で何度となく降りかかってきます。

今回のような全世界に及ぶ大きな有事もあれば、その国だけとか、自分の業界、自分の会社、自分の家庭、自分自身だけに降りかかる個別の有事もあります。

有事に遭遇すると、人は慌て、右往左往し、本性が顔を出します。人間ですから無理もないことです。

しかし、その本性がエゴに満ちていたり、自分の都合ばかり考えるようなものであると、軋轢が生じ、人間関係や組織が壊れていきます。

私が若いころに勤めたある会社では、毎日が異常なほど忙しく、毎月の残業が100時間を余裕で超えるにもかかわらず、残業手当がつかないという過酷なものでした。

それでも職場のみんなの仲は良く、日々の会話も多く、時間をつくっては飲みに行ったり、カラオケに行ったりしていました。

今から思えば、会社がそんな酷い状態だったので、反動的にみんなの仲が良くなったのかなあとも思います。

さて、それが突然、一年で一番の超繁忙期に社長が急逝し、社長だけしか把握していない業務や、社長がいないと対応できない業務などがあって絶体絶命のピンチでした。

こういうときこそ、みんなで助け合って会社を守っていくものだと私は考えていましたが、「自分にはできない」とまさかの無責任な態度をとる人ばかりでした。

これには本当にガッカリしました。情けなくなりました。

有事には本性が出るのか・・・。

平時でも過酷な状態なのに、さらに圧し掛かる経験したことのない膨大かつ難解な仕事・・・、誰もやらないなら自分がやるしかないと覚悟を決め、2か月後の期限に間に合うかどうかの見当もつかないまま、未知の世界へと突入していきました。

2か月ぶっ続けで休むことなく、仮眠を取りながら、必死に業務をこなしていきました。

そして期限2日前、奇跡的に終えることができました。

本性を高めておかないと有事に出てしまう。これからも胆に銘じていこうと思います。

 

 

 

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2020年6月11日 (木)

765.ジャカランダが咲きました

ジャカランダは、中南米原産の樹木で世界三大花木の一つです。オーストラリアの春の訪れを告げる風物詩でもあります。日本が秋になるころ、オーストラリアでは春を迎え、あたり一面に紫色の花が咲くのですね。

日本の春は、厳しい冬を乗り越えた後に美しい見事な桜の花が咲いて、人々の心に希望や躍動感や喜びを与えますが、オーストラリアもきっと同じなのだと思います。

もう成人して働いている子供たちがまだ小さいころ、お金もないのにコツコツと貯金して、家族でオーストラリアのシドニー、ブリスベンを旅行したことがあります。そのときちょうど満開だったのがジャカランダでした。本当にきれいでした。

そして今から5年ほど前に自宅を建てたとき、庭にジャカランダの苗木を一本植えました。園芸業者さんからは「ここでは花は咲かないよ」と言われましたが、それでも植えてもらいました。

少しずつ伸びて幹が太くなっていくものの、葉がつくだけで、そのうち葉も出なくなってしまいました。

「やっぱりだめだったか・・・」と諦めていたその翌年、地面から小さな芽が出てきました。

まだ生きていてくれたんだ!

そしてまた少しずつ大きくなり、2~3メートルくらいの高さになりました。

それがなんと、先月の5月27日、一本の枝から紫色の花が咲いたのです。奇跡というか、感動というか。

「ここで咲こう」と、このジャカランダが決心してくれたのだと思いました。

感謝の気持ちが湧いてきて、木を撫でながら「ありがとう」と言いました。

開花から2週間ほど経っていますが、他の枝からも次々と咲いています。

このジャカランダが、私たち家族を毎日眺めて幸せな気持ちになってもらえるよう、平和で温かい家庭をこれからも保っていこうと思います。

 

 

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2020年6月 4日 (木)

764.自分を信じられますか?

どうして僕(私)を信じてくれないんだろう。

こう思うときってありませんか?

自分はしっかりやっているのに・・・、自分は嘘をついていないのに・・・。

ところで、あなたは自分のことが信じられますか?

自分は、絶対にウソをつかないし、絶対に人を裏切らないし、絶対に誤魔化さない。

絶対に人をイジメないし、絶対に怠けないし、絶対にいい加減なこともしない。

「だから、私は自分のことが信じられます」と言い切れますか?

実は、自分を本当に信じられる人って、あまりいないのですね。

自分で自分のことが信じられないのに「自分を信じてください」なんて、自分勝手ではありませんか?

自分を信じてもらいたければ、まずは人から信じてもらえる自分になることです。

これはできるかできないかの能力などの問題ではなく、心の姿勢の問題です。

例えば、できなくても、「今はできませんが、できるように一生懸命がんばります」というような誠実さがあるかどうかですね。

師匠は、「信頼は自分の外に求めるものでなく、自分の内に求めるもの」と教えてくださっています。

完璧な人間はどこにもいませんから、失敗したり、過ちを犯してしまうことは誰にでもあります。

でもそんなとき、「えっ、どうしたの? 〇〇さんらしくないじゃない」と言ってもらえるように、日ごろから、信用され、信頼される行動をコツコツと積み重ねていくことが大切ですね。

 

 

 

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