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2016年12月 8日 (木)

582.人を残すが上

「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すが上」

この言葉を残した後藤新平氏は、ボーイスカウト日本連盟の初代総長、東京放送局初代総裁、シチズンの名付け親であった方で、明治から昭和初期にかけての官僚、政治家です。

さて、人生の苦労には、お金の苦労、仕事の苦労、人の苦労の3つがありますが、最も大変なのが人の苦労ではないでしょうか。

もちろん、お金で苦しんでいる人もいますし、仕事が上手くいかなくて悩んでいる人もたくさんいます。

しかし、3つのすべての苦労を味わった人ならわかると思いますが、お金と仕事は本気で一生懸命がんばれば何とかなりますが、人だけは相手の感情や都合がありますが、こちらがいくらがんばっても相手の心が変わらなければどうにもなりません。

厚生労働省の統計で、会社を退職する理由で一番多いのが人間関係ということからも、いかに人の苦労が誰もが抱える問題で大変なことであるかがわかります。

師匠から教わっていることも経営ではありますが、まさにこの人の問題が中心なのですね。

苦労してでも人を育てれば、その人が人財となって仕事をやり遂げてくれますし、その人が世の中にいい影響を与えていってくれます。

だから人を残すのは、上中下の上なのですね。

ただし、人を育てるには、自分が高まらないと人は育ちません。

なぜなら、人は信頼できる人、尊敬できる人についていくからです。信用レベルの人ではお話にならないのです。

人を残すことは、簡単にはできない崇高ですばらしい仕事なのです。

さらに、単なる人ではなく、人を導くリーダーを育てることは、人生でもっとも高邁で難しい特上の仕事なのです。

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