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2016年2月25日 (木)

541.人財は育てるもの

就職先を探すのに、誰もが待遇がよくて世間で知られているような会社に、できれば入社したいと思っています。

名が知れてる企業に勤めれば、鼻も高いし、給料や待遇もいいハズですからね。

またきっと仕事のやり甲斐もあって、自分の力を思う存分試すことができるでしょう。

しかしこういう優良な会社はたいてい上場していて数が少ないのです。

日本に上場企業は4000社ほどしかなくて、個人事業を除く日本の法人企業数は約250万社ですから、たった0.2%の超狭き門なのですね。

最近では上場企業でさえも社員を育てる財務的、時間的余裕がなくなってきていますから、以前のように入社後に育てるのではなく即戦力を求める傾向のようです。

すると一般的には、即戦力は東大、一橋大などの一流国立大学や、慶応、早稲田などの一流私立大学を中心に存在していますから、これら一流大学以外の人は、よほど優秀でないかぎり上場企業には入れません。

それで多くの人が中堅企業や中小企業、零細企業に務めているのですね。

私もご多分にもれず、卒業後は零細企業に雇っていただきました。

この事実を真摯に捉えると、中小企業、零細企業の経営者は自分の会社には優秀な人材がなかなか来ないという現実に対して、もっと真剣に向き合わなければならないのですね。

自分の会社で人財になるように育てていくんだという覚悟をもつことです。

しかし、中小企業は大企業のように財務的な余裕がありませんから、働いてもらいながら実践の中で必死に育てていくしかありません。

それなのに「育てる」という概念でなく、「育ってもらう」という感覚でいる経営者がまだまだ多いような気がします。

自ら育つ社員もいますが、そういう社員は「2:6:2の原則」に当てはめると全体の20%くらいで、残りの60%は会社側が何らかの働きかけをしなければ育っていきませんし、さらのあとの20%はどんなに働きかけても育たないという現実があります。

人を育てることは本当に大変ですが、育ってくれた喜びは格別なものです。

中小企業の経営者は「大企業のようにいい人が来ないかなあ」なんていつまでも言ってないで、「人財は自分の会社で育てるんだ」という明確で強い意志をもって経営していこうではありませんか。

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コメント

旧帝大って、いつから大企業の為の即戦力育成機関と化したのでしょうか。
そもそも、「即戦力」の定義って何ですか。

投稿: 偽経営者 | 2016年2月25日 (木) 08時48分

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