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2015年10月 1日 (木)

520.力がつくほど心を高めるべし

人間とは面白い生き物で、自分に力があると、威張ったり、自分の都合でものごとを押し通したりします。

力とは、地位などの権力や、腕力、財力などですが、お兄ちゃんが弟を家来のようにつかったり、社長が社員に理不尽なことを強要したり、侵略した軍の兵士が民衆に酷いことをしたり・・・。

力をもつと、謙虚さを失い、傲慢になってしまうのが人間の性なのでしょう。

師匠が「謙虚にして驕らす、更に努力を」とあえて我々にしつこく教えてくださっているのも、そういう人間の悪癖をよく理解しているからなのですね。

また師匠は、「私は大丈夫です。傲慢ではありません」という人に対し、傲慢でない人はそんなことすら考えないから「私は傲慢ではない」なんて言わない。それこそ傲慢である証拠だと笑って言います。

他人事だと思っているあなた、仕事ができるようになって、知らず知らずのうちに生意気になったりしていませんか?

一家の主(あるじ)が家族を養うのは当たり前なのに、「誰のお陰で生活できてると思ってるんだ!」と威張ったりしてませんか?

それこそが傲慢なのですね。傲慢はすぐに顔を出しますから危ないのです。

さて、人間は自分のもっている力を自分のために使いますね。当たり前です。

でも師匠は、その力は天があなたのために与えたのではなく、他人のために使うようにあなたに与えたのだと言います。

まずは自分のためでなく人のため、そしてその後に自分だと・・・。

謙虚という美徳の本質はここにあると言うのですね。

我々は、力をもてばもつほど心を高めていかなければ、その力を自分の都合のために使ってしまい、みるみる傲慢になっていきます。

「才を徳で制御せよ」

これも師匠からの尊い教えです。手帳などに書いて、いつも忘れないようにしておかないといけません。

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