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2010年7月29日 (木)

250.本当の「和」

「和」という言葉は、日本人の特質、美徳のようなもので、「和の精神で・・・」などとよくつかわれているのですが、どうも「みんなで仲良く」というような軟弱な意味合いで漠然とつかわれているような気がします。

本当にそれでいいのでしょうか?

「調和」の「和」、「融和」の「和」、「平和」の「和」など、これらの「和」の本当の意味って、実はちょっと違うんですね。

その答えは、誰もが小中学校時代に習って知っている『聖徳太子の憲法17ヶ条』の、あの有名な第1条「和を以って貴し」という条項にあるんです。

「和は貴いものである。むやみに反抗することのないようにせよ。それが根本的態度でなければならない。人々が上も下も調和して、睦まじく議論して合意したならば、おのずから道理にかない、何ごとも成し遂げられないことはない」。

この2行目の「睦まじく議論して」がポイントです。

これは、決してなあなあで済ませたり、妥協して仲良くしようということではないようですね。「議論して合意」とありますから、お互いが合意して睦まじく調和するならば、喧々諤々もあり、ということですよね。

自分とは違う他者の意見を真剣に受け止め、おかしいはおかしい、良しは良し、としっかり議論を進めていく ・ ・ ・、本当はこれなんですね。

人間は大なり小なりみんな未熟なのですから、お互い指摘し合わないと成長できません。自分は未熟だから相手を指摘できないとなってしまうと、いつまで経ってもお互いが未熟のままで不幸ですよね。

意見の違う者同志が、お互いの意見を素直に聴いて、良いところは受入れ、悪いところを改める。これってよくないですか。

日本の崇高な精神である聖徳太子の「和」というのは、こういうすばらしい意味だったんですね。

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コメント

いつも拝見させていただいています。
本当に心が洗われる?気持ちになったりなるほど、と感心したり。
初めて拝見したのは朝礼って何なんだ⁇
と思ってネットで調べたのが始まりでした。的確な解答があって、これなんだ!と思いました。
いろいろ読みふけるうちに、今は次の更新
が待ち遠しく感じています
これからもご指導下さいませ
いつもありがとうございます。

投稿: 高橋智子 | 2010年7月30日 (金) 01時02分

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