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2009年7月23日 (木)

197.仕事を任せる副産物

よいか悪いかはともかく、「働く場を提供し、教育までして、そのうえ給与を払っているのだから、仕事を任せるなんて当たり前!」 と、多くの経営者が思っていることと思います。(今まで全国の多くの経営者とお付き合いしてきた私の勝手な印象です。)

十数年前、私は「社員に仕事を任せる」ということについて、真剣に考えました。というのも、自分がすべてを把握していなければイヤな性格だったので、社員に仕事を任せられなかったのですね。

同業の経営者、異業の経営者などを観察して、自分なりに考えた結果、仕事を任せないことの経営上の3つの弊害に気づきました。

①社員が育たない、②社長がずっと現場に携わっていると、他の大事な社長としての仕事ができず、会社の成長が止まる、③社長にもできることなので、社員の仕事に対し満足しない、よって真の感謝の心が生まれない。

そこで私は、自分が分からない仕事を、覚悟を決めて潔く任せ、報告だけはしっかり受ける形に切り替えていきました。

その結果、①社員が成長し、②他の自分の大事な業務をやる時間ができ、③社員への“感謝の気持ち”が育まれました。

そう、実は、この③“感謝”が大きな大きな副産物なんです!

皆さんはピンとこないと思いますが、ピンときてもこなくても、社員に対して“感謝の気持ち”を持つことは、経営を永続的に安定、発展させていくには必要不可欠なことなんです。

社員は霊長類ですから、自分が感謝されているか、成長を祈られているかを肌で感じるはずです。学生時代、私は先生によく叱られました。でも、その先生が自分自身の都合や感情で怒っているのか、本気で私のことを想って叱ってくれているのかがよく分かりました。だから、私のことを想って本気で叱ってくれる先生には、どんなに叱られても、殴られても、その先生を恨むということはありませんでしたね。逆に慕ったくらいです。

とにかく、経営を永く安定させようと思えば、無理矢理にでも“感謝の気持ち”を養わなけらばならないのです。

そのための方法として、社員を信じて仕事を任せていく。じっと我慢して任せていく。すると必ず“感謝”という素晴らしい副産物が手に入るのです。

ここで注意ですが、よく“任せっ放し”の社長がいますが、これはダメですね。報告はしっかり受けて、責任を持たせてあげなければ、社員は成長しないし、本気になりません。

くれぐれも、野放しはダメですよ。

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