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2008年3月27日 (木)

128.今年の「社長の約束⑨」

「 ⑨ 常に勉強し、1週1冊以上の読書、1日1本以上のCD聴きをこなし、決して知識で止めず、学んだことは必ず実践して、経営に役立てます。」

人口がピークを過ぎ、マーケットが減少している今日の日本では、今までのように誰でも仕事をしていれば何とかなった時代は過ぎ去り、日々、勉強をして、しっかり修得し、それを経営に役立てていかなければ、もはや逞しく生き残っていくことが困難な時代になってしまいました。

そこで、何から学ぶかといえば、人、本、CD・テープ、DVDなどですね。しかし、学んでも知ってるだけでは使えませんから、それを腹に落とす作業が必要になります。

私は経営塾や様々なところで多くの素晴らしい方々にお会いするチャンスをいただくため、「人」からの学びには恵まれていますが、「本」や「CD」からの学びはまだまだ足りません。そこで、1年に、本を52冊以上読み、CDを365本以上聴く、という約束を入れました。

私の所属する経営塾では、「学び、気づき、実践」と言って、学んだだけではいけない、そこに気づきがなければいけない、しかもそれを実践しなければ全く意味がない、とさえ言われていますし、平成という元号をつくった安岡正篤氏の「知識、見識、胆識」から、知識だけではいけない、それが見識という信念にまで高まり、しかも断行できるという胆識にまで高まっていなければダメだ、とも教わっています。

また、ある外資系保険会社のトップセールスマンが、講演で自分のノウハウを惜しげもなく公開した際、「そんな大事な秘密を教えてしまって、大丈夫ですか?」との質問に対し、「大丈夫。この中で実行する人は20%、さらに続ける人がそのまた20%ですから・・・」と答えたといいます。すなわち、折角こんなにいいことを教わっても、ぜいぜいこの中でやるのは全体の4%しかいない、だから大丈夫、というのですね。

私も、知識で止まっていることが非常に多いので耳が痛いのですが、本当にその通りなんですね。人間って、面白い生き物で、本当にやらないんです。だから、逆にここにチャンスがあるのです。

世の中を観察していると、①「知ってる」②「わかってる」③「できる(と言っているだけ)」④「やっている」⑤「ずっとやっている」という段階があるようです。①知ってるだけで、わかってない、②わかってるけど、できない、③できるけど、やってない、④やってるけど、いつもはやってない、⑤いつもやっている、とね。

本も、CDも、本当に宝の山です。その宝の山から、大事なことのいくつかを実行にうつし、それを地道に続けていく。ただ、これだけで上位1%くらいにはイヤでもなってしまうようです。

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2008年3月20日 (木)

127.今年の「社長の約束⑧」

「 ⑧ 7月10日、12月10日に、規定通り、賞与を支給します。」

平成16年1月の社員へのアンケートの中で 「業績が悪いときは、賞与は ①支給されなくても仕方ない、②満額支給すべき、③減額して支給すべき」 という項目を設けました。

そのときの社員からの回答は、入社直後の1名が「わからない」と答えた以外は、①支給されなくても仕方ない、③減額して支給すべき、のどちらかの回答で、②満額支給すべき、は1人もいませんでした。

しかし、本音は、業績が悪くても、できれば規定通り支給された方がいいに決まっています。

であれば、大企業のようにはいきませんが、せめて規定通りの支給を約束してあげたら、少しは安心できるだろうと考えました。決まった額の賞与が確実にもらえるということは、マズローのいう、人間にとって第一の欲求である「生存の欲求」の次の段階の欲求である「安心の欲求」を充たしてあげることができます。

そのためには、ブログNo.125 社長の約束⑦ に書いたように、無駄遣いせずに業績を安定させて、お金をとっておくことが必要ですから、自ずと経営が引き締まってくるわけです。

とは言っても、最初から順調に、賞与が支給できてきたわけではないんですよ。

開業してからしばらくの苦しい時代は、家内が仕事を手伝ってくれていました。毎日フルタイム勤務で、時には夜なべしてでも頑張ってくれたので、本当に助かっていました。奥さんなんだから当たり前だと言われればそれまでですが、家内の給料賞与は、新人を含む全社員の中で、私の次に低い金額でしたから、逆に身内しか務まらなかったと思います。

お陰様で、社員も少しづつ成長し、当社も次のステップを踏む段階がきました。お客様へのお役立ちのためには、当社の成長、経営者としての私の成長は必須であり、そのためには、今までのように、何もかもよく分かっていて、指示をしなくても率先して動いてくれる重宝な家内にいつまでも頼っているわけにはいきません。そこで、ある夏に家内は退職することになりました。

今までの家内の頑張りへの対価として、せめて少しの退職金でも払えたらと思いましたが、当時は法人組織でなく個人事務所形態だったので、税法上、家内への退職金は認められません。であれば、せめて夏の賞与くらいはと考えていたのですが、資金繰りは相変わらず苦しく、できれば借入れはしたくない ・ ・ ・ 。そこで、当社規定では、7月10日支給の賞与は、その支給日に在籍する者に支給されるという規定になっているため、家内が自らの意志で6月30日に退社していきました。 家内には、一生、頭が上がりません。

お陰様で、社員を雇用して10年以上経ちますが、一度も賞与を減額したり、支給しなかったことはありません。遅れたこともありません。

何 としてでも、社員の賞与は守る。 家内のためにも、この約束、しっかり果たしていきたいと思います。

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2008年3月13日 (木)

126.ねんきん特別便

今回は、「今年の『社長の約束⑧』・・・7月10日、12月10日に、規定通り賞与を支給します。」の予定でしたが、先週、社会保険庁から「ねんきん特別便」なるものが、突然、私と家内のもとに届きましたので、その話題に触れます。

先週、「ねんきん特別便」と書かれたうす水色の定型封筒が、私と家内にそれぞれ1通づつ届きました。送り主は 「社会保険庁 社会保険業務センター   厚生労働大臣 舛添要一」 となっていました。

年金加入記録に漏れがある可能性があるとのことで、私も家内も、とりあえず大丈夫だろうと何となく目を通したのですが、見た瞬間に漏れてると分かりました。

私は学生時代からアルバイトで厚生年金に加入していたし、就職した会計事務所が途中で国民年金から厚生年金に移行したり、自分が個人事業主になって、また法人経営者になったりと、実に目まぐるしく異動があるため、年金記録が繋がっていなかったのでしょう。結局、4つの期間の厚生年金の記録が漏れていました。

まさか、自分が、新聞やテレビで騒がれている5000万件の宙に浮いた年金記録の中の一人とは、思ってもいませんでしたね。年金記録がおかしいのは、コンピュータシステムが古い時代の、もっと私より年齢が上の世代の話だろうと勝手に思っていたのです。結局、家内も漏れていました。

年金問題が騒がれたから、このような確認文書が届いてくれたのですが、民主党が参院で第一党にならなかったら、うやむやになっていたかも知れませんね。やはり世の中がよくなるには2大政党制がいいのかな?

まあ、思いはいろいろありますが、ここでは、社会保険庁の仕事のずさんさ、情報の不透明さ、無責任さ から学ぼうと思います。

まったく、何てことだ! と思っても、けっして他人事ではないな・・・。

果たして、自分は大丈夫か。今は大丈夫でも今後もずっと大丈夫か。自分は大丈夫でも社員は大丈夫か。家族は大丈夫か・・・。

こう考えていくと、他者の失敗からメッセージをしっかり受け取らなければ、と思う次第です。明日は我が身 ・ ・ ・、世の中に起こる様々な出来事を、意識的に我がことと捉えて、これからもしっかり学んでいこうと思います。 

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2008年3月 6日 (木)

125.今年の「社長の約束⑦」

「 ⑦ 今年も借入れはしません。」

お陰様で、今は無借金経営をさせていただいております。

開業当初は、社員を雇用する資金がありませんでしたから、①借りて、②雇用し、③お客様を増やし、①借りて、②雇用し、③お客様を増やし、とやっていました。今思えば、よくやっていたものです。冷や汗ものですね。

今は、経営の王道を学んでいますから、①お客様を増やし、②雇用し、①お客様を増やし、②雇用し、のセオリー通りのドロ縄方式にしています。

(ドロ縄方式 ・ ・ ・ ドロ棒を捕まえてから縄を縒(よ)る、捕まえる前に縄を縒らない。師匠の京セラ稲盛氏から教わった言葉で、ドロ棒とお客様の因果関係は一切ありませんので、あしからず・・・)

銀行などの他者からお金を借りることを「他人金融」、他人でなく自分でお金を工面することを「自己金融」といいますが、我が社は「自己金融」による経営を基本としています。

なぜなら、借入金は、利益償還といって利益から返さなければ減りません。もう少し具体的に言うと、「税引後利益+減価償却費」の範囲内でしか返済できませんから、減価償却費がない会社は利益を出して、その利益に対する税金を払った後の残金で返済するしかないわけです。すると、利益が出ても返済と税金に回ってしまい、思ったほどお金は残りませんね。よく、利益が出ているのにお金がないというのは、一つにはこの現象が起きているのです。 勘定あって、銭足らずです。

それに、運転資金を借入金に頼る経営は自立体質が弱まりますから、経営的にも温室傾向になり、まさかのときに耐えられない貧弱経営になります。(設備資金は、無理のない返済計画で,、資金繰りを圧迫せずに自己資本比率を一定の数値に保っていれば、問題ありません。)

社員を守るのが経営者の仕事ですから、我が社は、多少景気が悪くなっても、業績が悪くなっても、従来通り、給与賞与を払い続けられる財務体質を構築しておきたいです。我が社は、一貫して、質素で、無駄遣いをしない倹約経営(ケチケチ経営とは違いますので、またそのうち書き込みます)を貫いてきました。安易に他社のマネはしない、見栄は張らない。経営者の給料も、利益が出ても貸借対照表が良くならなければ上げない。これらは、師匠の稲盛流で、セオリー通りです。ひたすら税金を払いながらコツコツ貯めて守りを固め、かつ同時に攻めていくのが王道なんです。

これを、いわゆる「筋肉質経営」、「ダム式経営」というのですが、師匠は「土俵のまん中で相撲をとる」と教えてくださっています。

お陰様で、我が社は企業の安全性を示す「自己資本比率」が85%超で、超筋肉質体質です。因みに、経営塾仲間では、30%が普通、50%以上で健康体、70%以上で筋肉質と言われていますから、まずまずです。

今目指しているのは、売上がゼロになっても、社長を含めた全員の給料や固定費を、少なくとも1年間は払い続けられるだけの預貯金を蓄えることです。お陰様で、順調に貯まってきています。因みに、師匠の京セラは、5年間まったく売上がなくても、誰もリストラしなくて大丈夫だそうですよ。流石、私の師匠です。

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