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2008年1月31日 (木)

120.今年の「社長の約束②」

②『一部の社員に偏らないよう社員全体の幸せを考えて判断します。』

社長の仕事は、全社員を守ることですから、エコひいきがあってはいけません。

しかし、そうは言っても、社長も人間ですから、常に全社員を正確に見つめて、平等に対応してあげられるかというと、なかなか難しいものです。

ですから、敢えて、この約束を入れたわけです。

一部の社員に処遇が偏ったりすれば、当然、不平不満、愚痴、文句、嫉妬、妬みなどが出てきます。

それでは、会社としてのベクトルは合いませんし、不満を持った社員個人にとっても「ブログNo.59 人生をダメにするベスト3 」にあるように、健康上も、運命的にも、よろしくありません。

また、全社員のためになるからと言って固定的な支出をすることで、財務体質を弱くして将来の昇給の原資を失なわせ、結果として社員の不利益を生んでしまうなんてこともありますから、本当に、慎重に判断していかなければなりません。

社員は、皆、考え方も、熱意も、能力も違います。よって、成長の過程も、速度も違います。この中での最大公約数的な処遇や行動指針などを、当社の事業の目的 (経営理念) に合致していることを大前提として、模索、検討していくのです。

会社運営は、神輿(みこし)担ぎとも言われますが、それぞれの担ぎ手が自分の役割をしっかりこなし、その役割と成果に応じて処遇を受ける。これが適切でしょう。よって、神輿にぶら下がっているだけの人、神輿に手を添えるだけで担いでいるふりをしている人などは、絶対に存在してはいけないのですね。

それで、「今回は、上司が我慢して、新人に譲ってあげる」もあるし、「流石、上司はやるねって、褒美が出る」もある。

こんな風土の会社が、いいなぁと思います。

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2008年1月24日 (木)

119.今年の「社長の約束①」

では、今回から、今年の私からの社員への「社長の約束」17項目を順番に説明させていただきます。

①『世の中(社員、お客様、関係者をすべて含む)が幸せになり、我々が誇りを持てる仕事の目的、目標、戦略(戦術は除く)を、常に考えて、明示します。』

社員に「方向性」を示し、社員を守り、育てるのが、社長の仕事です。

「方向性」とは、『目的』や『目標』、そして『戦略』です。

『目的』とは、社員が経済的、精神的、身体的にも幸せになり、お客様をはじめとする世の中のお役に立って、仕事に誇りを持てる「何のために仕事をするのか」であり、『目標』とは、その目的を果たすために具体的にどんな仕事をして、どのくらいの売上や利益、給与などを目指すのかであり、『戦略』とは、その目標が絵に描いた餅にならないように、どのように他社と差別化を図って仕事を進めていくかです。

社長は、この『目的』『目標』『戦略』を社員にしっかりと明示し、“この会社にいれば、安心だ” という気持ちを持ってもらえるように、四六時中考え抜き、それを社員に伝え、自らもその達成のために先頭になって顔晴(がんば)っていくのです。

方向性が明確になっていないと、何のために、どこに向かって、どんなやり方で仕事をしていくのかがよく分かりませんから、ただ漠然と「生活のため」「生きるため」なんて思って、やり甲斐や生き甲斐、ましてや誇りなんてものを感じることなく、睡眠時間を除いて人生で一番長い時間を費やす仕事にストレスを感じて生きていくことになってしまいます。それでは、社員が可哀想です。

この『目的』『目標』『戦略』は、経営の50~80%を占めると言われています。

こんなに大事な社長の仕事、決していい加減な気持ちではできません。毎年、第一番目の項目として社員に約束するのは、こんな理由からなのです。

今年も、心して方向性を示していきます。

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2008年1月17日 (木)

118.仕事始めの会議

毎年、新年の仕事始めの日は、一日中、所内会議になっていて、社長である私から (1)「今後20年の我が社」、(2)「今年1年間の社長個人としての目標」、(3)「今年の社長からの約束」 をプロジェクターで映して、皆に説明をします。

この新年の会議は、社員が「この会社にこのままいて大丈夫だろうか?」 「この社長についていって大丈夫だろうか?」 を判断するための大事な会議ですから、社長にとって、年末年始は気が抜けません。

では、(1)~(3)について簡単に説明します。

(1)「今後20年の我が社」 ・・・ 1年目、2年目、3年目、5年目、10年目、15年目、20年目に、我が社の規模(売上高、経常利益、お客様数、社員数など)や業務レベルがどう成長しているのか、世の中に対してどういう役割を果たしているのか、を一覧表にして明示します。

我が社が、これからの世の中をどう読んでいるのか、その中でどういう戦略で業績を伸ばしていくのか、会社はずっと存続できるのか、自分たちの給料は上がっていくのか、やり甲斐のある仕事であり続けるのか、仕事に誇りを持てるのか ・ ・ ・ 。

この計画を見て、社員一人ひとりが、自分がこの中でどういう役割を果たしていくのか、自らも成長できるのか、その結果として自己実現が図られるのか ・ ・ ・ 。 この20年計画には、社員の人生そのものがかかっているのです。

(2)「社長の今年の目標」 ・・・ 次に、(1)の20年計画における今年1年を達成するための、社長個人の今年の具体的な行動目標を、①自己経営、②家族経営、③事業経営 に分けて明示します。(1)の計画のためにならないものは、あってはいけません。この今年の目標は、社長だけでなく、全社員が同じように提出して、皆の見えるところに一年間掲示して、達成を目指します。

今年の私の目標は、①自己経営は、自分の知識、技術、健康、精神力の修養などを8項目、②家庭経営は、家庭を幸福に保つための基本方針や計画を3項目、③事業経営は、仕事の上での具体的な戦略・戦術を7項目あげ、これら項目を一つ一つ達成することで、今年1年間の我が社全体の計画達成に必ず寄与します。

(3)「社員への今年の社長の約束」 ・・・ 最後に、(1)(2)を実現するためにも、社長自らが、社員に対して具体的な行動目標などを説明した上で、実印を押して約束します。ブログNo.7、No.64でもご紹介しましたが、今年も、昨年と同様17項目にしました。

社長が約束を守らなければ、当然社員からの求心力は失われていき、ベクトルがバラバラになって、会社は衰退していきますから、本当に命がけです。私にとって、これは覚悟であり、祈りでもあります。

折角ですから、次のブログから、(3)「社長の約束」を一項目ずつ、説明することにします。

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2008年1月10日 (木)

117.人の2倍生きる

「自分は、人の2倍、人生を生きようと思うんです!」

こう熱く語ってくれる友人経営者のKさんと初めて知り合ったのは、平成15年のことでした。Kさんは、私が経営や人生の学びの場としているある経営塾で開かれた下関での例会において、晴れの経営体験発表者として素晴らしい内容の発表をされ、京セラ・稲盛和夫塾長からお褒めの言葉をいただきました。

発表の内容は、「不運にも、幼少時にご両親を亡くし、代わりに面倒を見てくれたおばあちゃんも他界してしまい、弟と一緒に親戚に引き取られたものの、労苦を重ね、正に日本を代表する偉人である「二宮金治郎」を思わせる辛く厳しい境遇を生きてこられた。20代で会社(製造業)を立ち上げ、現在は、経営塾入塾間もないにもかかわらず、稲盛実学通りの実践をして、素晴らしい経営、素晴らしい人生を送られている。」というものでした。

私と同じ歳なのに、もうこんなに前を走っている ・ ・ ・ 。そこには、深く反省している私がいました。

その発表後、すぐに名刺交換に伺い、「素晴らしいご発表でしたね。私も同じ歳なんですが、自分が恥ずかしいです。」と、率直にお話ししました。

以来、全国各地や海外の経営塾の例会でお会いするたびに、握手を交わしてお互いの近況を話し合うのですが、私にとって、それはそれは、大きな刺激となっています。

弊社にかかげてある、西郷隆盛の言葉で、京セラの社是でもある 『敬天愛人』 の幅1メートルもある立派な額も、このKさんから譲っていただいたものです。掛け替えのない宝物です。

また、相談ごとをしたら、わざわざ九州・福岡からここ静岡・沼津まで、仕事のついでだと言って駆けつけてくれました。

人の2倍生きようとしている人間の生き方って、まったく違うんだな、と感動すら覚えます。

Kさんは、量(時間)と質において、人の倍以上の生き方をしている。

量は、月曜日から土曜日までは一日15時間働き、日曜日は午前中は仕事に出て、午後から家族のために休む。その結果、会社は中小企業から中堅企業へと発展し、まだまだ伸び続けています。もちろん、業績も素晴らしく、多くの税金を納めています。

質は、常に世の中に役立つ新しいことに挑戦し続け、絶対に苦境から逃げない。社員や取引先など、仕事の関係者に対しての利他業はもちろん、地域へのボランティアなども忙しい時間の合間にこなしている。

これだけやると、ある法則論からすると、普通の人の2倍どころか、4倍以上の中身の人生を生きる計算になってきます。

こんな生き方、格好いいですよね。

私は、これからも、このKさんの背中を見失わないように生きていこうと思います。

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2008年1月 3日 (木)

116.ついに5000時間!

新年、明けましておめでとうございます。

今年も、皆さまにとりまして、素晴らしい一年でありますよう、心からお祈りしております。

私も、少しでも上を、少しでも上を目指して、日々、切磋琢磨して自分を磨き続け、人様のお役に立てる人間になれますよう、今年も顔晴(がんば)っていく所存です。

お陰様で、昨年は、遂に年間の仕事にかける時間が5000時間を突破しました。

必勝の3200時間、圧勝の3700時間、決死型の4200時間、ベンチャー型の4500時間、そしてカリスマ型の5000時間ですから、自分でも、よくぞ勢いに乗って達成してくれたな、と自分で自分を誉めています。

経営のカリスマといわれる、京セラの稲盛和夫氏、ホンダの本田宗一郎氏らが、何十年も続けたという、まさかの年間就労5000時間ですから、たった1年でも達成できれば、やはり嬉しいですね。

昨年は、ブラジルや中国への出張や、シアトルへの家族旅行などがあったので、その分の時間の穴埋めをしようと、前半からハイペースで飛ばしたのが一番のキッカケなんですが、心や身体を健康に保つ能力が向上したことや、経営実務家としてのご評価から様々なご要請をいただいたことも、大きな要因でした。本当にありがたいことです。

周りの皆さんからは「そんなに働くと、今に身体を壊すぞ!」と言われ続けていますが、休日も、昨年より7日多い24日もいただくことができ、皆さんが思う以上に家族と過ごす時間も確保できています。

福岡の友人で、非常に優秀な経営者である同級のKさんが 「自分は、人の2倍人生を生きる!」 とよく私に話してくれますが、私も、人の2倍人生を生きることができるような気がしてきました。

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