111.中小社長の誤った常識
忘年会シーズンですね。
こんな光景に出くわしました。
家族で、たまの外食に出かけたのですが、食事を済ませてレジに行くと、40才過ぎくらいの夫婦と二人の子供。子供たちの顔がその夫婦によく似ていたので、どう見ても家族だと思います。
お店のレジ係の人が「○○円です。」というと、その奥さんが「領収書をください。□△工業でお願いします。」と応えたんです。
あれあれ、会社の経費にするのかな?
家族で食べた食事代は、仕事には関係ありませんから、当然、経費ではありませんね。そんなこと誰でも知ってます。因みに、捕まるかどうかは別として、経費で落としたら、法律上は脱税(法人税法違反、所得税法違反)になります。
なのに、世の中には、今だに中小零細企業経営者の誤った常識があって、「呑み代は経費で落とせる」、「経費でプライベートのゴルフに行く」、「自家用車は会社名義で買う」。中には「働いてない奥さんに給料を払って経費にする、働き以上の給料を払って経費にする」なんてのもあるようです。
でも、こんなこと社員が知ったら、社長の権威は丸つぶれ! 社長がどんなに偉そうなことを言っても、影では社員に舌を出されているのです。 気づいてないのは社長だけで、なんと惨めなことか・・・。
「これでは、社員とのベクトルが合わん。経営にならん!」 実は、京セラ・稲盛和夫氏が、敢えて経理を「ガラス張り」にしたのは、こんなことも一つの要因だったのです。
社長は、決められた給料だけで、仕事は誰よりも一生懸命頑張って、いい目なんか全くしていないのに、「経営者だけが、いい思いをしているのではないか。社長一族だけが、たくさん給料を取っているのではないか。」なんて勝手に思われてしまう・・・。 何て、経営者という職業は、割が合わん仕事や!
そこで、稲盛氏は、「アメーバ経営」というガラス張り経営をして、「私は決して個人的な経費や、不明瞭な経費は使っていませんよ。皆さん、私を信じて、安心してついてきてくださいね。皆さんの幸せのために必死に頑張りますからね。」と社員の誰もが分かるように公開したのです。
私も、ガラス張り経営をして、顔晴(がんば)っています。
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