2021年4月22日 (木)

810.質か、量か

先日、私の経営塾に初めて参加された経営者から、「努力、行動は、『量』ではなく『質』が大事なのではないか?」とご質問をいただきました。

確かに『質』も大事ですが、まずは『量』が大事だとお答えしました。

例えば、野球でもテニスでも、最初からプレーの『質』を求めることはできません。

まずは少しずつ練習して、だんだん上達していきます。

基本的なことができるようになってはじめて『質』が向上していくのですね。

下手なうちから『質』を求めても、なかなか上達はしません。

『量』をこなすから『質』が向上するのであって、いくらスキルを頭で学んでも『質』は向上しないのですね。

さらに、この自然界(宇宙)は、『質』ではなく『量』に二乗法則が働くようになっています。

なぜか『質』には働かないのですね。

だから『質』だけを追い求めてもダメなのです。

競争の法則であるランチェスター法則も、『質』ではなく『量』に二乗法則がかかるから成り立っているのです。

だから、まずはコツコツと努力を積み重ね、競争相手に行動の『量』で絶対に負けないようにすることです。

そうすれば自然と力がついて『質』も向上します。

そして、さらに研究しながら努力して『質』を向上させていくことで、もう競争相手はついてくることができなくなります。

どうか、そこまで辛抱して、コツコツと努力の『量』を増やしていってください。

「努力は裏切らない」

この言葉は真実です。

 

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2021年4月15日 (木)

809.正しいお金の考え方13.【師匠における会計の位置づけ】(3)②

さらにその決算書は、ただ経営の内容が分かればよいのではなく、永続的に安定し、発展するための決算書になっていなければならないのです。

永続的安定、発展とは、世の中で使われている言葉でいうと持続可能性ですね。

具体的には、超筋肉質な決算書、すなわち「美しい決算書」であることが必要で、それはダムに溜まった水を必要なときに必要なだけ流すという松下幸之助さんのダム式経営が代表的な例で、それを師匠は「土俵の真ん中で相撲を取る」という表現をされます。

土俵際で苦し紛れに投げを打ったりしないで、そんな力があるのなら余裕のある土俵の真ん中で投げを打てというのです。

すなわち余裕のある経営をしようということですね。

そのためには、決算書には無駄なもの、必要のないものが計上されていないことが大事です。

人間の身体に例えると、徹底的に鍛え抜かれたアスリートの、筋肉だけの贅肉のない美しい肉体のような決算書になっていることが肝要です。

そして、このダムに貯めるという考えは、お金だけでなく、人材にしても、技術にしても、営業力にしても、すべてにおいて土俵の真ん中で相撲を取る、すなわち余裕のある経営を目指すということです。

さらにこの会計は、事業の経営だけでなく、家庭の経営、自治体の経営においても同じだとおっしゃいます。

会計の歴史的意味は、もともと税務署に税金を払うために存在しているのではなく、自分が経営する指標のために存在しているのですね。

よって、経営に役立たない会計ではまったく意味がないのです。

 

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2021年4月 8日 (木)

808.正しいお金の考え方12.【師匠における会計の位置づけ】(3)①

 (3)「経営に役立つ会計」でなければ意味がない !

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   「経営者が知りたいことに答えられないような会計では、意味がない」
               
    「永遠に発展し、生存していくために筋肉質でなければならない」
           
                          ⇩
                                 
                            【永続的安定発展会計】 

 そのためには超筋肉質な決算書、即ち「美しい決算書」でなければならず、 

    それは「ダム式経営」、「土俵の真ん中経営」から生まれる

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皆さんの会社にある決算書は皆さんの会社の経営に役立っていますか?
もしかしたら税務署があるからこんな面倒な決算書をつくらなければならないと、大きな勘違いをしている経営者もいるのではないでしょうか。
 
師匠は、「経営者が知りたいことに答えられないような会計では意味がなく、永遠に発展し生存していくために決算書は筋肉質でなければならない」とおっしゃっています。

一般の経営者の中には、決算書の見方がわからないので、「どうも経理は苦手だなあ、よくわからないなあ」という方が多いようです。

それでは経営にならないのですね。決算書の基本的な見方がわからなければなりませんし、わかるような決算書になっていなければ経営に使えないのです。

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2021年4月 1日 (木)

807.辛い経験から這い上がる

3月28日(日)、大相撲の千秋楽があり、大関から序二段まで陥落した照ノ富士関が優勝し、大関への返り咲きを確実にしました。

大相撲の階層は、上から、幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口の6階層もあり、十両以上の力士を関取と呼んで一人前になります。そして最上位である幕内は、上から、横綱、大関、関脇、小結、前頭筆頭(一枚目)~十六枚目の20段階もあるのですね。

照ノ富士関は、一度は最上位から二番目の大関まで上り詰めたにもかかわらず、膝のケガと内臓疾患で思うように相撲を取ることができず、ついには序二段まで落ちてしまったのです。いわゆるドン底まで落ちていったわけです。

大関のときの月給は200万円で身の回りの世話をする付き人までいましたが、序二段は給料なし、付き人なし。身の回りのことは修行時代のようにすべて自分でやらなければなりませんでした。

それが、前代未聞、序二段からの大関への復帰は奇跡ともいうべきもので、ここまでの復活劇は大相撲の歴史の中ではないようです。

大好きな酒もやめ、相撲のことしか考えず、ひたすら下半身を鍛え、心も強くなっていきました。

私は、正直なことを言うと、前大関時代の照ノ富士関は生意気そうであまり好きではありませんでしたが、ドン底まで落ちて這い上がる不撓不屈の精神とひたむきな努力には、心から敬意を表します。本当に立派です。

私たちは、師匠から「何くそっ!負けてたまるか!」という、いかなる格闘技にも勝る激しい闘争心を持てと教わっていますが、まさにこれなんですね。

照ノ富士関にとっては、ここからが本当の勝負だと思いますが、ホッコリせずに、是非とも最上位の横綱になっていただきたいと願っています。

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2021年3月25日 (木)

806.正しいお金の考え方11.【師匠における会計の位置づけ】(2)②

私は、「この経営塾に通い続けるには、業績を上げなければダメだ」と覚悟し、必死に業績向上に専念しました。

また師匠だけでなく、先輩塾生からも勉強会でお会いすると「村田さん、業績はどう?」「売上は上がった?」と訊かれます。経営数値で話すことが多いのですね。

当然、業績がよくないと「塾長から教えていただいたことをあなたはやってないな!」とお叱りを受けてしまいます。

これでは、何が何でも業績を上げないわけにはいきませんね。

また、われわれ塾生は1年に1回、「経営診断資料」という自分の経営の5年間の推移を記入した資料を経営塾の本部事務局に提出しなければなりませんでした。

それをなんと師匠が目を通されるのです。

俄然がんばらねば、という気もちになります。

逆に、自信のない塾生は診断資料を提出しません。本当にもったいないことです。

自分の経営塾での1年間の「学び、気づき、実践」の結果がここに表されるのですから、診断資料提出を自分の経営向上のために活用しない手はないのです。

会計は経営を映す鏡であり、正しく理解して正しく実行すれば、必ず決算書はよくなります。

会計という道具をつかって経営をよくしていけばいいのです。

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