2009年7月 9日 (木)

195.コンパの目的

「コンパ」というのは、もちろん呑み会のことですが、経営の場で行う「コンパ」には、ちゃんと目的があるんですね。というか、目的がなければいけないのです。

私の師匠の会社・京セラさんでは、「コンパ」は経営に欠かせないものなので、京都のハイテックで最新鋭の本社ビルにあっても、しっかり50畳敷きの畳の部屋があって、そこで車座のコンパを頻繁に開催しているのです。

お酒をズボンの上にこぼしたり、歌を歌ったりもするそうですが、上司や周りの人の悪口や文句は御法度だそうで、常に前向きな場であるようです。

お酒が入ると、普段寡黙な人が胸襟を開いて、弁舌さわやかになったりしますからね。

では、コンパの目的を確認してみましょう。

①苦労を労う・・・「お疲れさん、まあ一杯!」

②成果を讃える・・・「よう頑張ったな!」

③懺悔する・・・失敗をさらけ出す。「ごめんなさい」

④コミットメントする・・・やるべきことを皆に宣言して約束してしまう。まさに有言実行。「やります!」

⑤夢を語る

⑥ベクトルを合わせる・・・目的や考え方、目標を合わせる。

よって、単なる呑んだくれる呑み会は「コンパ」ではありません。

一つ注意なのですが、「ロレツが回らなくなるのが一番最低!」とある大先輩に言われました。最近は年齢のせいか、お酒が弱くなって、ロレツがおかしいことがたまにあります。気をつけます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 2日 (木)

194.【40】「私の経営12ヶ条」第5条⑫

第5条『売上を最大限に、経費は最小限に、(時間は最短に)  ~入るを量って、出ずるを制する、利益を追うのではない利益は後からついてくる~ 』(京セラ名誉会長・稲盛和夫氏)

(このブログの「私の経営12ヶ条」は、私の経営・人生の師匠である京セラ・稲盛和夫氏より「経営の原点12ヶ条」を学び、それを私が実行に移していく中で、自分なりに落とし込んでいるものです。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

経費は最小限に その6 「税金も経費」

さて、いきなりですが、以下の質問にお答えください。

質問1.A 「税金は払いたくないですか?」

     B 「お金は欲しいですか?」

ほとんどの方が、質問Aは、「はい(当然、払いたくない)」、Bは「欲しい(当たり前でしょ)」と答えます。

では、次の質問ですが、

質問2.次のAとBのどちらを選びますか?

     A 「税金をまったく払わないが、お金もまったくない。」

     B 「税金をたくさん払うが、お金もたくさんある。」

これも、ほとんどの方がBを選びます。

そうなんです。世の中には質問2のAとBしかないんです。すると、税金を払わずに、合法的にお金を増やす方法はないんですね。

このことに師匠が気がついたのは創業2年目でした。

ちょうど50年前の創業1年目、早朝から深夜まで1年間ほとんど休みなく働き、やっとの思いで上げた利益が300万円。全部が会社のものかと思ったら、なんと、税金が半分もかかる!何にも手伝わない国が半分も持っていくとはけしからん!

そこで、翌年は脱税したそうですが、すぐに見つかって召し上げられた。

仕方なく、「税金も経費や」と腹をくくった。そしたら、会社が伸び、お金が貯まりはじめた。

この100年に1度の大不況、うちのお客さまも、税金をしっかり払ってきた企業が間違いなく安定しています。

更に、経営塾の大先輩から「税金は、投資の源泉である」と教わりました。

合点がいきました。払うだけの一方通行でなく、我が子の教育費になり、道路や橋になり、医療費になり、企業を補助する各種補助金になり、様々な形で自分に戻ってくる。そしてまた自分が所得を上げ、また税金として還元していく。正に、投資の源泉ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月25日 (木)

193.不況とは、競争が激しくなっただけ!

私の所属する経営塾では、「不況とは、ただ競争が激しくなっただけのことである。」と教えてくれています。

1ドル360円の為替の固定相場制が現在の変動相場制に変わった1973年ころまでは、日本の人口はまだまだ急激に増えていたため、あらゆる消費が拡大していたので、会社10社に対して何十社分もの仕事があったわけですから、よほどの傲慢経営でなければ、極端な話、何をやってもうまくいきました。

それから以後、1991年のバブル崩壊までも、変動相場制になって厳しくなったとはいえ、まだ人口は増えていましたから、会社10社に対して何とか10社分の仕事があったので、大丈夫でした。

それが、昨年2008年のリーマンショックに端を発して露呈した世界同時不況となると、不良債権の金額が大きすぎて金融界だけでなく実態経済にまで影響が及んでしまい、さらに日本の人口も既に2006年にピークを迎えて減少に転じていたことも重なって、業種によっても違いますが、会社10社に対して2~5社分の仕事しか無くなってしまったわけです。これが現在の大不況の姿でしょう。

だから、まさに“競争が激しくなった”のですね。逆にいうと、過去は“競争がなかった”という見方もできます。

さて、“競争が激しくなった”ということは、競争はあるのですからマーケットはまったくのゼロではないということですね。

①この激減して、どこにあるか簡単には見つけられないマーケットの情報を他社よりも早くつかみ、②他社よりも早く顧客に接触し、③確実に成約に持ち込んで収穫していく。

100年に1度の大不況と言われていますが、見方を変えると、今まではいくら頑張って逆立ちしても上位企業を抜くことはできませんでしたが、あのGMが崩壊したように、とてつもない大きな力が上位企業をなぎ倒して、自社のランキングを上げてくれるのです。

ですから、厳しい中にも、実はこんなチャンスはないのです。

師匠は「冬が厳しければ厳しいほど、桜はきれいな花を咲かせる」とおっしゃってくれます。

この1~2年は、将来のための本当の勝負です。皆で、がんばりましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月18日 (木)

192.【39】「私の経営12ヶ条」第5条⑪

第5条『売上を最大限に、経費は最小限に、(時間は最短に)  ~入るを量って、出ずるを制する、利益を追うのではない利益は後からついてくる~ 』(京セラ名誉会長・稲盛和夫氏)

(このブログの「私の経営12ヶ条」は、私の経営・人生の師匠である京セラ・稲盛和夫氏より「経営の原点12ヶ条」を学び、それを私が実行に移していく中で、自分なりに落とし込んでいるものです。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

経費は最小限に その4 「設備投資のタイミング」②

前回のつづきです。

借入金で設備投資を実行する場合のもう一つのポイントです。

機械や建物などの設備が増え、借入金も増えるわけですから、会社の健康診断書である貸借対照表(B/S 下の二つの図)に影響を及ぼすことになります。

すなわち、設備という資産が増え、借入金という負債も増えます。

すると、以下の上図B/Sのように、資産合計に占める自己資本(青部分)の割合が40%近くあったものが、設備投資後は下図B/Sのように25%に落ちてしまい、最低でもキープしたい30%を割り込んで危険な財務体質になってしまうのです。

設備投資後のB/Sの目安としては、自己資本(青部分)の割合が最低でも30%、できれば50%以上が望ましいですね。

※オレンジ部分 左・・・設備(資産)  右・・・借入金(負債)

Cocolog_oekaki_2009_06_17_21_32      

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月11日 (木)

191.【38】「私の経営12ヶ条」第5条⑩

第5条『売上を最大限に、経費は最小限に、(時間は最短に)  ~入るを量って、出ずるを制する、利益を追うのではない利益は後からついてくる~ 』(京セラ名誉会長・稲盛和夫氏)

(このブログの「私の経営12ヶ条」は、私の経営・人生の師匠である京セラ・稲盛和夫氏より「経営の原点12ヶ条」を学び、それを私が実行に移していく中で、自分なりに落とし込んでいるものです。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

経費は最小限に その4 「設備投資のタイミング」①

前回の「ドロ縄式」では、「そんなこと言ってたら、お金が貯まるまで何も出来ないではないか!」となってしまいますので、補足をします。

まず、借入金で設備投資をしてはいけないということは決してありませんので、ご承知ください。

その上での注意ですが、設備投資を借入金で実行する場合は、「税引利益+減価償却費」の範囲内で年間返済額が収まるようにします。

借入金の元金返済額(年間) < 税引利益+減価償却費

これなら、ある一定の安全度を保って返済できるわけですが、更にこの「減価償却費」の使い道で3段階のレベルに分かれます。(減価償却費という経費は、実際にお金が出る経費ではないので、その分のお金が浮くことになります。その浮いたお金を何に使うかということです。)

〈レベル 1〉何かの経費に使ってしまう。

〈レベル 2〉今回購入した設備の借入金の返済に充てていく。

〈レベル 3〉今回購入した設備が古くなったときに、新たに購入するための資金として貯めておく。

一般の経営者は〈レベル 2〉が普通かと思いますが、訳も分からずにお金が余っているので〈レベル 1〉のように使ってしまう危険な経営者も見受けます。

師匠はもちろん〈レベル 3〉で、将来、その設備が使えなくなったときに困らないようにしっかり貯めていきます。本当に堅いです。

参考:「減価償却費」・・・10万円以上で、耐用年数が2年以上の資産を購入すると、その資産はその年だけでなく翌年以降も使えるので、1年でその全額を経費に落としてはいけないという法律になっています。そこで、その資産の使える年数(耐用年数)に応じてその資産の値がっていくので、その金額を経費で落として(償却して)いきましょうという会計の仕組みのことをいいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«190.【37】「私の経営12ヶ条」第5条⑨